南北戦争関連映画 1980年代までの作品 ・

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  タイトル  お薦め度★   内容コメント 私のお気に入り
 グローリー Grory 1989米 ★★★★  
 
 マシューブロデリック、D・ワシントン、M・フリーマン  122分 CP 

 実話を元にした作品。初の黒人部隊と白人指揮官の葛藤。 戦闘シーンが3ヶ所もあり見ごたえあり。特に南北戦争映画では珍しい海岸での砦戦。
 デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンはこの後ヒット作の常連となるが、主演のM・ブロでリックは何処?…Gozzira'98に出てました。




 ロングライダース ★★★
 
 The Long Riders 1980 米 100分 WB
 監督ウォルター・ヒル、音楽ライ・クーダー
 
 南北戦争後を描く。強盗団となった元南軍兵士達。実在した兄弟4組を4組の兄弟俳優が演ずるというキャスティングの凝りよう。
 ライ・クーダーの音楽とあいまって、新しいスタイルの西部劇が誕生した。




 アウトロー THE OUTLAW JOSEY WALES   1976年  137分 ★★ 

監督:クリント・イーストウッド、出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジョン・ヴァーノン

南北戦争末期の混乱に乗じて略奪を繰り返す強盗団。家族とつつましく開拓生活を送るジョーシー・ウェルズ(イーストウッド)は、強盗団に妻と子を殺され家を焼かれてしまう。
復讐を誓うウェルズだったが終戦を迎え、強盗団は北軍の手先となり南軍敗残兵狩りを始める。奇しくも政府軍に刃向かう形になってしまったが、ただ一人戦い続ける主人公。


南北戦争としての戦闘シーンはわずかで、タイトルバックの映像のみ。だが早撃ちガンマンの見せ場はふんだんにあり。徹底的に北軍が悪者に描かれてるのも快感。先住民族との駆け引き、新天地で再起を図る開拓団との交流、さびれきった町の酒場など、マカロニウェスタンやジョン・ウェイン王道路線とはまた一味違った西部劇として楽しめます。
(2012/3)

 白い肌の異常な夜  The Beguiled 1971米 102分
 
 監督:ドン・シーゲル  
 出演:クリント・イーストウッド、レジェラルディン・ペイジ、エリザベス・ハートマン


 負傷した北軍兵士が南部の私立の女子学院に運び込まれる。 男子禁制の場所へ敵兵とはいえ若い男が一人入り込み、女性たちの間にトラブルが始まる。
 次第に異常な事態へと進んでゆく恐怖サスペンス映画。

 物語は南北戦争末期ということだが、南北戦争である必然性もない。ただアメリカ南部というのはミステリアスな話が似合い、幽霊伝説なども多く存在する土地柄なのかもしれない。
 湿度が高く密林や沼地が多い、そういう風土が。

 大いなる男たち The Undrefeated 1969

 J・ウェイン、R・ハドソン 119分 FX

 南北戦争が終了したところからストーリーは始まる。南軍の一団が北部に降伏することを拒み、メキシコへの脱出を試みる。
 そんな事もあったんだ…ってまず感心。お約束の「殴りあいシーン」もたっぷりあり。
 ナポレオンのフランス軍に影響を受けたメキシコ軍も登場。




 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 
IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO/DA UOMO A UOMO/THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY
1966年イタリア  155分/178分(アルティメットエディション)
監督:セルジオ・レオーネ、キャスト:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック

ご存知マカロニウェスタン、荒野のガンマンの第二弾。
B級娯楽作品ではなく、本格派西部劇大作を狙ったのか2時間以上の長さ。(ほんとに好きじゃないと疲れる)南軍が隠した金貨2万ドルをめぐって賞金稼ぎのガンマン3人が追いつ追われつ、出し抜こうとだまし合う
という話が物語の軸。瀕死の南軍兵士から金貨の在りかを聞きだしそのまま南軍兵士になりすますのだが、そのせいで北軍の捕虜になってしまったりして、大規模な捕虜収容所も登場する。
最後のほうでは両軍が河を挟んで対峙。激しい砲撃戦のあと橋上で激突するという迫力の戦闘シーンも見れる。だが舞台はテキサス奥深く。ミシシッピ川が制圧されてテキサスは蚊帳の外に置かれたので、このような大会戦も大規模な捕虜収容所があったかは疑問。どっぷりマカロニウェスタンに浸りたい人向け。
 映像
 捜索中
 友情ある説得 1956 ★★ 139分

 監督ウィリアム・ワイラー、ゲーリー・クーパー、 アンソニー・パーキンス

 インディアナ南部の非暴力主義を貫くクウェーカー教徒の一家が戦争に巻き込まれる様を描く。
 戦闘シーンは少なく、家族に犠牲者も出ず、ほのぼのしんみりしつつも、最後は感動に包まれる。
    シェナンドウー河 ★ 

 ジェイムス・スチュアート、ダグ・マクレーア、キャサリン・ロス 

 南部ヴァージニアの平和な一家が戦渦に巻き込まれ、家族に犠牲者を出すも力強く生きてゆく物語。
 「友情ある説得」にもう少し戦争の悲惨さを加味した作品。
 シェナンドウア峡谷はワシントンとリッチモンドを結ぶ迂回路であり、二度に渡る大戦役が行われた。




 SF巨大生物の島 Mysteryous Island 1961 英
 
 マイケル・クレイブ、ジョーン・グリーンウッド 100分

 時は南北戦争。偵察用気球に乗り合わせた北軍兵士(南軍も一人)が強風に飛ばされて火山島に着地。
 そこでは「海底2万マイル」のネモ船長が一人生き延び、戦争のない社会の実現のため生物を巨大化させる実験をしていた。(=食料に困らず争いがなくなる、という理論!)
 何で出演者が南北戦争の兵士である必要があるのかよく分からないが、SF古典のひとつとして有名…かも。



 バッファロー大隊  SERGEANT RUTLEDGE   1960年  111分  ★★

監督:ジョン・フォード、キャスト:ジェフリー・ハンター、コンスタンス・タワーズ、ウディ・ストロード

1880年代アメリカ西部。鉄道駅舎で白人男性と若い白人女性の死体が発見される。目撃情報から黒人騎兵隊下士官(ウディ・ストロード)に容疑がかかる。本人もそれを裏付けるかのような逃避行動に出る。
インディアンとの三つ巴の追激戦のなかで捕らえられ、裁判に。長年彼の上官であった白人指揮官(J・ハンター)は自ら買って出て弁護を行う。法廷ドラマの形式をとった異色の西部劇。


南北戦争終結から15年も経った西部が舞台だが、指揮官は白人で、兵はすべて黒人から成る第9騎兵隊。奴隷解放後とはいえ黒人に対する差別・偏見は激しく残り、兵士たちはいつになったら真の自由を勝ち取れるのか、結局自分たちは白人の戦いに利用されているだけではないのか…と常に葛藤の中にある。その姿は「グローリー」の第54歩兵連隊ともだぶる。
また裁判員を構成するのは元北軍の将軍たち。南北戦争当時のエピソードがユーモアを交えて描写されるのも見どころ。南北戦争後の物語として見て損はない一作。
(2013/9) 
残念ながらDVDは見つからず。VHSです。
 騎兵隊  WB 115分 The House Soldiers 1959
 
 監督J・フォード、J・ウェイン

 単なる西部劇と思ってたら南北戦争でした。 しかしジョン・ウェインの制服は戦後の騎兵隊風。
 北軍らしくなく感情移入できません。 お約束「殴りあいシーン」も今見るとちょっと…。ジョン・ウェインファンに。




 映像捜索中  大いなる戦火 A Time For Killing  グレン・フォード、ジョージ・ハミルトン

 敗戦を認めない南軍将校が部下に戦闘を続けさせるという、太平洋戦争を連想させる日本人にとっても深いテーマ。
 しかし全体的にマカロニウェスタン風、暗めな雰囲気。

 南部に轟く太鼓  DRUMS IN THE DEEP SOUTH 1951年 87分 ★★ 

監督:ウィリアム・キャメロン・メンジース、キャスト:ジェームズ・クレイグ(クレイ)、ガイ・マディソン(ウィル)、バーバラ・ペイトン(キャシー)

南北戦争開戦前夜、アトランタの屋敷に住む人妻キャシーのもとへクレイとウィルがやって来る。二人は共にかつてキャシーを愛した男だったが、カリフォルニアに渡り新事業を起こす計画を立て、彼女に別れを告げに来たのだった。クレイへの想いを断ち切れないキャシーだったが、その夜サムター要塞で戦いの火蓋が切られたとのニュースが届く。クレイとキャシーの夫は南軍に、ウィルは北軍に参加。それから4年の月日がまたたくまに流れる。
アトランタに迫ったシャーマン将軍の補給路を立つ任務に就いたクレイ。屋敷に残ったキャシーも情報提供の危険なスパイ行為を手伝う。作戦は順調に進むかに見えたが、立てこもる南軍を掃討するためにやってきたのはかつての親友ウィルだった…。


冒頭三角関係ならぬ四角関係?が進行し「風と共に去りぬ」の二番煎じかと戸惑うが、メロドラマのようなシーンはわずか10分で済み、いきなり激戦の中心に話は飛ぶ。南北戦争というと平地でのぶつかり合いが多いが、ここでは急峻な岩山に立てこもる南軍砲兵隊と下から攻め上がる北軍という面白い構図。毎回決戦の前に地図を使って作戦概要を説明してくれるのも実に親切。山の上から補給列車を砲撃するシーンもなかなかの迫力。
古い映画なので全体的に画質は荒く夜間シーンなどは真っ暗だが、ストーリー展開もよく90分以内でだれることなく終わりまで見ることができる。ノスタルジックな気分に包まれながら負けゆく南軍の奮闘を楽しめる掘り出し物の一作。 (2015/4)
 風とともに去りぬ

 ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル WB 1938

 恋愛大河ドラマなので前編通してみるのは辛い。 ただアトランタ開戦を扱ったものは少ないし、その描写は なかなか。
 しかし南軍敗退期であるからして、南部信奉者には痛い。




 
    


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