横須賀 「軍港めぐり」クルーズ「無人島・猿島」散策  2013年5月訪問

横須賀は海と船が好きな人にとっては絶好の場所だ。気楽に乗船を楽しむなら「軍港めぐり」クルーズと「無人島・猿島」往復便がある。

 「軍港めぐり」クルーズ 

前に海上自衛隊サマーフェスタで港内一周(約15分)をしたことがあるのでそれほど期待していなかったが、乗ってみてよかった。
米軍艦船、海自船含め見える艦船一隻ずつ詳しい解説をしてくれ、飽きるひまなく45分があっという間に終わる。

京急「汐入駅」から北へ、16号に出るとでっかい「ショッパーズ・プラザ」が見える。その反対側にチケット売り場&乗り場がある。
(建物の外を左に回っても、中を通り抜けても行ける。)11:00から15:00まで1時間に1本。(土日祝は10:00もあり)
乗船場 潜水艦だけはアメリカ海軍側に停泊してるんだって。
空母ジョージワシントン寄港中。 新型の掃海艇。船体が(木製から)FRPになった。つるんとしてるね。604「えのしま」
各国の艦船の色はその国の海の色に似せるので、国ごとに微妙に色合いが違う。このグリーンがかった艦船はオーストラリア海軍だって!右は米ミサイル駆逐艦マッキャンベル
護衛艦かと思ったら海洋観測艦だって。船はぜんぜん詳しくない。5103「すま」、5105「にちなん」、5106「さみだれ」の3隻。


 「無人島・猿島」散策 

ペリー来航から東京湾を守る要塞建設開始。後に東京空襲を迎え撃つ高射砲陣地へと歴史を刻んだ東京湾唯一の無人島「猿島」
京急「横須賀中央駅」からゆっくり歩いて15分。記念艦「みかさ」のすぐ右手にチケット売り場&乗り場がある。
海側から見た記念艦「みかさ」が予想外の感動。港に停泊してるように見えたよ。

無人島といっても島内は整備され、管理事務所には職員が常駐ということであまり期待してなかったが裏切られた。行って正解。
船でわずか10分の距離だが街の喧騒から離れられただけでなく、過去にタイムスリップしたようなわくわく感も味わえた。
つりスポットも数ヶ所あり、私はつりはしないが岩場に下りてのんびりするだけでも幸せ。

おりしも帰宅したら、最近は若者がコスプレで騒いだりして問題が起きており管理強化するとのニュースが流れていた。
私は平日に行ったのがよかった。静かなひと時を過ごしたかったら、土日や海水浴シーズンをさけぜひ平日に。
乗船場。左手に戦艦みかさ。海側から見ると停泊してるみたいで感動! 島が近づいてくるとわくわくする。
歴史遺産を傷めないようにちゃんと遊歩道が作られている。住民がいないので平日に行くととても静か。なぜか映画「パピヨン」の独房島を思い出した。
通路の下はこんな感じ。ほんとは地面に石畳があるんだね。 円形の高射砲陣地跡が数ヶ所残っている。
あちこちにこんなトンネルが残っていて、静かな中にも変化にとんだ散策ができる。 釣りスポットへ降りる階段も整備。釣りしなくても岩場に下りると海を間近に楽しめる。

*「軍港めぐり」と「無人島・猿島」往復便はどちらも1200円。チケットの半券があると一割引(団体料金。翌日まで二日間有効)になるので捨てないように。両者はゆっくり歩いて15分程度の場所にあるので、一日で両方楽しめる。
        問合せ&猿島についての詳しい解説は運行会社(株)トライアングルのホームページ