陸上自衛隊土浦駐屯地 武器学校   2012/11/13 訪問

自衛隊が使用した歴代の車両のほとんどと、戦時中の旧日本軍の戦車・野砲などが展示されている。
初期に使用した米軍のM-24、M-4、M-36、M-42(対空砲)などタミヤ・プラモでおなじみの戦車がずらりと。
国産化が進んでからのものは練馬の広報センター(りっくんランド)とダブルものが多いが、ここだけのものとしては61式戦車、60式105ミリ無反動砲、巨大な99式自走155ミリ榴弾砲などが嬉しい。
しかし何といっても見ものは旧日本軍の八九式中戦車と三式中戦車だろう。中国大陸で活躍した最初の国産量産戦車である八九式。やっとM-4に対抗できるレベルに達したものの、本土決戦のために温存され実戦参加ならなかった三式。この2両が並んで展示されているのである。

…ところが私が訪問した時、八九式中戦車はなくなっていた!広報援護班の人に聞いてみたら、展示に耐えられないほど傷んだので引っ込めてあるという。「世界の戦争博物館」(歴史群像シリーズ)掲載写真でも同じ車両が二種類の塗装で載ってたりしてるくらいだから、時々修復をするのだろう。残念だったがまたの対面を楽しみにしたい。というわけでこの二種の戦車を是非見たいという人は、行く前に電話をして確認することをお勧めする。 

土浦は遠そうなイメージがあって今回やっとの訪問になったが、行ってみると意外に楽。上野から各駅でも1時間ちょっと。バスで15分足らずである。
売店などはないが、広報援護班の建物の廊下にささやかなお土産品(オリジナルグッズなど)があるのでのぞいてみて。
茨城県阿見町青宿121-1 電話:0298-87-1171 公式ホームページ 入場無料 ●JR 土浦駅・西口1番バス 「阿見中央公民館行き」 で 「武器学校前」下車すぐ。  注意 2013年4月からまた事前予約制に戻るようです。上記ホームページをチェックしてください。
三式中戦車ほか大戦中の火砲など   歴代の自衛隊装備車両その他
なお阿見町は終戦まで「予科練」の町としての歴史を刻んできた。その歴史の記録を記録すべくすぐ隣に「予科練平和記念館」が設立され、貴重な遺品や写真が展示されている。興味のある人は一緒に訪ねてみて。こちらは公式ページあり、休館日・料金など確認してください。  予科練平和記念館公式ページ