18世紀以前の戦い

 パトリオット The Patriot 2000米 164分    

監督:ローランド・エメリッヒ、出演:メル・ギブソン、ヒース・レジャー、ジョエリー・リチャードソン、クリス・クーパー

非常に珍しい
アメリカ独立戦争を描いた大作。
ここではイギリス軍がまるでナチスのような残虐ぶりを見せる。
待ち伏せゲリラ戦から歴史に残る
カウペンズの戦い。最後やヨークタウンでの降伏まで見れて大満足。
家庭ではよきパパ、戦場では無敵の戦士ってM・ギブソンのキャラクターに新鮮味は無いが、同じだから逆に安心して見れるのかも。
アメリカ人を喜ばせる要素満載で、アメリカ嫌いの人には鼻につく作品まちがいなし。(2008/3)



 ブレイブハート BRAVEHEART 1995米 177分  

監督:メル・ギブソン、出演:メル・ギブソン、ソフィー・マルソー、パトリック・マクグーハン

13世紀のイギリス。現在の連合王国の一員をなす
スコットランドが、イングランドとの戦いから勝利を勝ち取る戦いを描く。
その実在した伝説的英雄をメル・ギブソンが演じる。
戦闘シーンは大小随所にあり、あきさせない。
弓、槍、剣による中世ヨーロッパの戦いを存分に味わえる。
メル・ギブソンは美人に弱く女に優しいどこにでもいる平凡な男。だが戦場では無敵の戦士、というイメージはここでも健在。
(2008/3)



 ワーテルロー  WATERLOO  1969年伊・ソ  133分  ★★★

監督:セルゲイ・ボンダルチュク、出演:ロッド・スタイガー、クリストファー・プラマー、オーソン・ウェルズ

ナポレオン戦役の最終章、ワーテルローの戦いそのものを描いた大作。出演者は欧米勢だがソビエト映画!
ヨーロッパ連合軍に敗れナポレオンはエルバ島に流されたが脱出し、フランス皇帝に返り咲く。という様な部分は簡潔に描かれていて、ワーテルロー大会戦に重点を絞った正統派戦争映画である。
相手はウェリントン率いる
英軍プロシア(ドイツ)連合軍。ナポレオンは終始強気に振舞うが、体調不良で若き日のエネルギーはすでにないのを自覚しつつ自問自答する姿が痛々しい。
歩兵、砲兵の他、槍騎兵、竜騎兵、軽騎兵などの違いをチェックのも楽しい。ただ戦場の地形、軍の配置などの説明がいまいち少なく、戦況の推移がわかりづらいのが残念。当時の劇場パンフレットには詳しく解説されていたが。
ところで仏軍が主役の映画であるのに全員しゃべるのは英語。ナポレオン戦争をフランス語でリアルに再現した映画、誰か作ってくれないか…。(2008.12)

 戦争と平和  WAR AND PEACE  1956年 208分  ★★

監督:キング・ビダー、出演:オードリー・ヘプバーン,ヘンリー・フォンダ,メル・ファーラー,ビットリオ・ガスマン

ロシアを代表するトルストイの原作を200分以上の大作に映画化。
ナポレオンのロシア遠征である。戦闘シーンは前半ではアウステルリッツの戦いがほんの数分だが、後半のボロディノの戦いはなかなか見応えあり。またべレジナ河を渡河して退却する仏軍に、追い討ちをかけるシーンも仏軍ファンには痛い。
しかしそれ以上に見ものは、もぬけの殻になったモスクワ占領をあきらめフランスに帰国する大軍が
冬将軍にじわじわ飲み込まれてゆく有様。秋雨によるぬかるみにはまり、そして大雪に埋まってゆく。第2次大戦のドイツ軍そのものである。
物語はO・ヘップバーン演ずるヒロインを中心として、恋愛模様が繰り返し続くので、戦争映画として見ようとすると辛いものはある。だがヘップバーンの可憐さ、可愛さは格別なので、けっこう見入ってしまうかも。彼女のファンでなくても。

ところで本家ソビエトでは、この208分をはるかに超える424分(7時間!)の超大作を1965年に製作している。