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  ハクソーリッジ Hacksaw Ridge 2016年 アメリカ・オーストラリア合作 139分 ★★★

監督:メル・ギブソン、製作:デビッド・パーマット、ビル・メカニック、他
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド(デズモンド・ドス)、サム・ワーシントン(グローバー大尉)、ルーク・ブレイシー(スミティ)、テリーサ・パーマー(ドロシー)

信心深く絶対に銃を手にしないという主義の主人公デズモンド。だが自分も衛生兵として役に立ちたいと志願する。しかし基礎訓練で銃に触れることさえ拒否したため軍法会議にかけられるが、前大戦の退役兵である父の努力などで入隊を許可される。沖縄戦の過酷な状況下で、ただひたすら負傷兵を助けるデズモンド。実話を映画化した感動作。

<ネタバレ>
冒頭のつかみの戦闘シーンはほんのわずかですぐに出征までのすったもんだがかなり長く続くが、家族の協力や部隊内での孤立などクライマックスにつながる大事な部分でもある。しかしひとたび戦場に移ってからは他の場面が挟まれることもほとんどなく、テンポよく進み映像に没頭できる。ただし叩いても叩いても雲霞の如くフル装備・フル火力で突撃してくる日本兵や、負けを悟った司令官が切腹する演出は違和感。あと丘の上は日本軍が押さえてるのに、なぜアメリカ軍が登ってくるネットを切り落とさないのか不思議すぎる。
(2018/8)






 ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 (2012) BELYY TIGR/WHITE TIGER  ★★★/ 

監督:カレン・シャフナザーロフ
キャスト:アレクセイ・ヴェルトコフ、ヴィタリー・キシュチェンコ、ヴァレリー・グリシュコ、ヴラディミール・イリン

激戦続く東部戦線。戦闘が終了しドイツ軍が退却した戦場で破壊されたT-34/76から全身やけどの戦車兵が救出される。彼は驚異の回復を見せ完全に治癒するが、記憶がすべて失われていた。自分の名前するわからずとりあえず「イワン」と命名され戦車隊に復帰する。その頃たった一輌でソ連軍の戦車部隊を全滅させるドイツ軍の特殊戦車の存在が報告されていたが、イワンはなぜかその戦車の行動を感じることができた。そこでイワンは強化型T-34を与えられ、謎の戦車「ホワイトタイガー」を討ち取るため特別任務を課せられる。

 <ネタバレ>
AYA PRO配給である。これはかなりマニア向けの映画である。冒頭ドイツ兵らしからぬ制服の死体を見たソ連兵の会話…「こいつはルーマニア兵かイタリア兵か?」「いや、ハンガリーだ」の後方には武器貸与法により送られてきたマチルダ戦車の残骸といった演出。途中M-3リータンク(動かないが)も登場する。
映画評を見ると肝心のタイガーがタイガーTに似てないというものもあるが、一台だけ作られた特殊車両という設定なので、ポルシェタイガーのさらに改良型とでも思えば問題なかろう。
終戦を迎えてもイワンは「奴はまだ生きてます」と言ってひとりT-34で走り去る。ホワイトタイガーは何を象徴したものなのだろう。見るたびに考えさせられる哲学的な一面を持ったシュールな作品でもある。 (2018.8)
 K−19  K-19  2002年 138分  ★★

監督: キャスリン・ビグロー、出演:ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン(シンドラーのリスト)、ピーター・サースガード

米ソ冷戦時代の1961年に起きた実話の映画化。弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦でアメリカに先を越されたソ連は、急遽「K-19」を完成させ演習航海に出港させる。しかし原子炉安全管理のおそまつさが露呈、アメリカ東海岸沖で危険な状況に陥る。乗員たちは命を懸け放射能漏れの大惨事を食い止めようとするが…。

 <ネタバレ>
ミニチュアではなく本物の潜水艦を使った撮影シーンは迫力。初めは“アメリカ代表”みたいなH・フォード主演、全編英語ということで感情移入できないが、緊迫シーンの連続とネイ夕の演技でどんどん引き込まれてゆく。
ラストで救助の手を差し伸べるアメリカ海軍とのやり取りも見もの。潜水艦映画が好きな人は見て損はないだろう。こんなに金をかけた映画はアメリカじゃなきゃ無理だろうけど、やっぱりロシア語によるロシア映画で見たい気もする。(2018.8)





  
  




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