ホビージャパン 1972年! 私の手元に残る1972年4、6、8、9月号の4冊。 もともと「モデルソルジャーの世界」という連載があったのだが、その中でさらに「ミニチュア模型によるウォーゲーム」という連載記事が載ったのが始まりだった。 予告予告で散々待たされて、4月号で遂にスタート!と思ったら5月号はなし、6月に載ったけど7月はまたなし。ということでなかなか編集部も大変だったようである。 当時は本当にわくわくして読んだこれらの記事。エァフィックスのフィギュアもけっこう持ってたし、戦車の模型もあったのですぐに友達とやってみたけどひたすら戦車同士の叩き合い。歩兵がいくらいてもどうにもならないゲームでした。 |
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シミュレーション(ボード)ゲームが流行るのはまだ数年先。(隔月刊誌タクティクス創刊は1982年) 時間やスケールの観念はまだなく、戦車一輌がそのまま一輌なんだから無茶といえば無茶、単純といえば単純。発見、補給、指揮系統のルールもないし、バズーカ持っててもまず歩兵に勝ち目なし。射程距離が長く、防御力の強い戦車の天下でした。 敵味方5ポイント持ち、先攻後攻を決めて進めて行く。1ポイントで移動か射撃を一回というのが基本であるので、5輌以上持っていても全部は動かせないわけである。 |
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全長50cmを5cmごとに区切ったスケールを作り、移動と射撃に使う。 戦車は重・中・自走砲の3種類に分けられる。重戦車と自走砲はスピード2、中戦車は3。重戦車なら一回にスケールで2進めるというわけだ。 射撃は、a.対兵員、b.対装甲車&軟陣地、c.対戦車&硬陣地の3種に分けられ、それぞれに対し射程距離が決められていて、届く場合は命中判定のサイをふる。 残念ながら連載は長続きしなかった。なかなかルールもまとまらなかったようで、戦場作りというかジオラマ作りの記事もだいぶ混じってました。 |
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